自己表現とは、ある意味わがままなものですから。

いやぁ、涼しいですね。なんて書いてしまうと、毎日暑い暑いと言っている地域の方には申し訳ないのですが、今日も予想では最高気温が20℃を越えないとのことで、肌寒い一日になりそうです。そんな中、ギャラリー内では熱い作品たちが待っていますので、是非とも観に来ていただければと思っています。

熱いと言えば、オリンピックも一週間後になり、メダル有力競技や選手の紹介がいろいろなメディアに登場してきました。今や、メジャーな競技や有力選手の多くは企業がスポンサーに付き、国からも優先的に援助を受けていて、ほとんどアマチュアではないわけですが、一方で、マイナーな競技や選手は資金的に厳しい状況が分かってきます。

メダル獲得の数は国力を表すものとして理解され始めてから、各国が国を挙げて援助するようにもなり、それもメダルに近い競技や選手に対してであって、選択と集中が顕著になってきたように思います。良し悪しは分かれるところですが、何より選手にとってはその環境が良くなることは、単純に良いことなのだろうと思います。

スポーツの世界は、ほとんどの場合、誰が見ても勝ち負けが分かりますし、弱肉強食的な部分もありますので、自然の一部としての人の本能に直接訴えかけるものがあり、驚きや興奮、そして感動に誘われます。演出や筋書きといったあらかじめ決められたもの以外が現れるものほど、そのボルテージは上がってくるように感じられます。

いずれにせよ、4年に一度しかないわけで、運やタイミングはあるにしても、実力でそのステージへ登っていった選手ですから、ただ自分自身の為に全うしてくれれば良いようにも思います。

自己表現とは、ある意味わがままなものですから。

○“Love and Joy  again“

2012年7月3日（火）-　7月29日（日）   
13：00～19：00、月曜日休み（16日は除く）　入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/current_exhibition.html