2012年9月12日水曜日

答えは、Noですよね。


展示作業は順調ですが、昨日も書いたように、金、土に集中するので、そのほかの掲示物を揃えながら、決まっている展示構成に沿って、金具やら釘打ちを進めています。入場券も今日には届く予定だし、徐々にテンションは上がってきている感じです。

以前にも書きましたが、企画に参加して下さる方とは、作品構成や内容を含めて事前に打ち合わせをしている場合がほとんどで、どんな額を使うとか並び方をどうするといったところはすでに出来上がっています。ですので、搬入の際には、取り付ける金具等は壁にセットされているわけで、それらに作品を展示し、若干の微調整をするだけで終わってしまいます。おそらく、出展者にとっては、あっけなく終わってしまう感覚だと思います。

でも、そこまで行く着くには、さまざまな考えや思いがあります。それは頭の中であったり、机上での想像になってくるわけですが、僕の役割としては、それらを言語化したり、視認化したりして、まとまりが付くのを助けることになります。

もちろん作品は彼らの創造物で生身のものですから、そちらに関してはあまり口出ししないようにはしています。あくまでも、それらを発表し、見せるに当たっての方法や効果性を提示するだけです。

何も無いところから、何かを生み出すことは大変なことです。特に考えずに、即興的に事を行うには、より多くの経験や知識、技術、才能も必要になります。だから、それが出来るのは特別な人間と言えます。

じゃあ、そうではない人は発表なんてことはしちゃいけないのということになります。

答えは、Noですよね。

何かアートって、俊溌性や突発的なヒラメキから生まれるような感覚を持たれるかもしれませんが、それよりも、より深く作品と自分との関係性に向き合い、それらが発する声無き声を聞く粘り強さと絶えず表現していたいと思う継続性の方が僕は大事だと思うのです。

 

Sha-gaku vol.5

2012916日(日)-108日(日)
13001900924日、101日(月)休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。


エリック・チャン写真展  光と歳月

20121014日(日)-1028日(日)                                     
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。


 

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