2013年1月24日木曜日

足掛かり


ギャラリーに訪れて下さるお客様の6割以上の方は、過去に写真を撮られていた方もしくは現在も撮られている方なんだろうと思います。学生の頃、写真部であったり、どこかのサークルに入られていたり、それぞれまちまちなのですが、個人として発表を考えている方はほとんどいらっしゃらないものです。 

仙台でも大小様々に多くの写真展が開かれています。しかしながら、その中で個展はというと限られた方が限られた形で行われ、グループ展においても何か年恒例の会の体を成しているものが多いように感じます。うちの場合は、昨年14回の展覧会を行っていますが、個展として開催したものは4回ありました。ギャラリーだから当たり前だろうとも思いますが、これはこれで多い方だと感じます。

確かに個展となると、実際すべきことが増えますので、時間的に、体力的に余裕が無いと出来ないのかもしれません。また、機が熟すのを待つという思いはありますし、まだそこまでのまとまりがないとの考えもあります。

ですので、僕は一見グループ展としての構成をしながら、個々の表現の幅を狭めないような企画を立て、参加発表することで、個展もしくはより意思を持つ個人としての発表の足掛かりになって欲しいと思っています。もちろん、それは将来的なことで、今ここで出来得ることを行うだけでも良いのです。自分自身に対して、何がしかの影響を与えますからね。 

つまりは、与えられる刺激と自らが望んで得られる刺激とは大きく違うということです。さらには、そこから生まれてくる創造へのモチベーションも、おのずと質的にも量的にも違ってくるのです。


Hope for tomorrow 写真展 “Chapter-2”

2013119日(土)- 211日(月・祝日)                              
13001900、月曜日休廊(最終日は除く)
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)

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