2014年1月3日金曜日

本当の戦いの場とは・・・

お正月ということで、テレビでは特別番組が多く、NHK-BSでは、2002年に行われたサッカーの日韓ワールドカップの試合を流していました。今は引退をして違う道に進んだ選手、突然亡くなってしまった松田選手、その他懐かしい選手にいちいちひとりで反応しながら、しばし見入ってしまいました。

12年の間に日本代表はすっかり入れ替わり、今年6月にブラジルで再び世界の強豪と戦うわけです。それにしても、スポーツ選手がその一線で活躍出来る期間は大抵短いもので、サラリーマンのように定年が60歳なんてこともなく、移り変わりが激しいものです。

その点、アートであれ、表現する者には、定年などなく、自分で止めない限りは死ぬまで続けられることなんだと思います。長い期間に渡っていきますから、当然のように変化もあります。ある期間にのみ出来るようなこともあります。

だから、今、自分を未熟と感じ、望むような表現が出来ないと悩んでいる方がいらっしゃると思いますが、ホントにこれをすることが好きで、本気でそれらに向かいあえるのなら、とことん続けていくことが大事なんです。そうして、自分が未熟と感じている部分が、どこにあるかを理解することです。

技術、知識、経験、道具、感性、教養、その他いろいろなことが考えられると思います。ただし、言えることは、自身の頭の中だけでそれらを考えたり、いたずらに違う手法や道具を手にしたりするのではなく、作品を作り続けることから、それらを感じとり、理解しないといけないのです。そこから生まれる評価も貴重なものです。そうでなければ、単純に己を武装する手段を見つけ出すだけのことになってしまいます。

一瞬の期間にのみ輝きを見せられるスポーツ選手を美しいと思えるのは、常にその場で戦っている姿が見えるからで、しかも、そう出来なくなった時点で終わってしまうという儚さを感じるから。

それでは、表現者としての本当の戦いの場とは・・・、美しさとは・・・。




○「Sha-gaku vol.7」企画参加者募集中!!
 Sha-gakuはいつもと変わらず、自由な表現が基本です。
 2月後半開催予定のAct-2参加者を現在募集中!!
皆様の参加を心からお持ちしています。


  


Sha-gaku vol.7 Act-1
2014118日(土)- 216日(日)                                     
13001900、月曜日休廊
入場料 ¥300(会期中何度も鑑賞出来るパスポート制)

○オープニングパーティー
 1/18(土) 19002100(延長あり) 場所 ギャラリー内
 参加費 ¥700(別途入場料はお支払いいただきます)
 予約不要、入退出自由、差し入れ、持ち込み大歓迎!!

http://kalos-gallery.com/exhibition/sha_gaku_vol7_act1.html

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