2014年4月26日土曜日

大切な要素

朝から暖かいですね。

今日は市内中心部で羽生君のパレードがあるようですから、お天気が良くて何よりです。それにしても、十代であれだけのことをやらかしてしまうと、この後がたいへんだろうなと余計な心配をしてしまいそうです。まぁ、年齢に違わず、多くの競技会で切磋琢磨しながら成長していますからきっと大丈夫でしょう。

作品発表も同じで、始めから個展を行い、成功する方はほとんどいらっしゃいません。特に写真の場合は、ひとつひとつの作品のクオリティーを高めることが、全体のそれを比例的に高めるかと言えば、そうではありません。個展として成立させるための、さまざまな要素(フィギィアで言うとエレメンツ)をクリアしていく必要があるからです。

たまたま偶然、無意識の中、個展として成立することは本来あり得ないのですが、もしそんな形で成功したなら、その後がものすごく大変なことになります。次の発表を前にして、その時の成功を顧みるたびに、現在の己の才能の欠如を感じたり、或いは環境の変化を言い訳にしたり、ひとつひとつの作品においてもその影響は確実に表れてしまうものです。

そうならないための方法のひとつは、現在の自分を意識し、確認することが出来る発表機会(誰かに誘われてとか、あらかじめ決められた内容に縛られてしまうような類のものではなく)を持つことです。言いかえれば、その時点での興味対象や嗜好、取り巻く環境からくる影響をも含め、自分が表現しようとするモノが何であるか、また、それらを表現するために必要な力を改めて考える機会を持つということですね。

自問自答しながら、考え、検討すれば同じだろうと思われるかもしれませんが、実は行動が伴わないとあまり効果はありません。効果という言葉を使ってしまいましたが、意味がないわけではないけど、それだけでは本来求めようとするものを得るには足りないもしくは中途半端だという意味です。

繰り返し行動に起こすことでしか得られないこと、
もはやきちんとした形を伴っていなかったり、言葉や理論として正確に表せなかったりするものも多いのですが、その実、大切な要素のひとつなのです。




新企画“No Plan””Colorful””Natural Woman vol.2” 募集中!!


皆様の参加を心からお持ちしています。




Workshop & Review weeks Ⅱ
2014412日(土)- 56日(火)                                       
13001900、 4/295/5,6を除く月曜日、火曜日休廊
ギャラリー所蔵品、写真集、図録閲覧については、入場無料


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